
契約に関する誤解
1.これまでどおりでよいのか
はじめに(巻頭)でも書きましたが、契約書を作成していないクライアントの言い分に共通していることは、「契約書を作成せずに取引を続けてきたが、問題は起きなかったし、面倒だから契約書はいらないんだ」との考え方です。
すなわち、「取引先との信頼関係や絆が深く強いんだ」といった意識があるからです。
しかし、たとえば信頼していた社長が突然亡くなった場合には、新しい社長との信頼関係が維持される保障はどこにも無いのです。
このような事態を想像するとこれまで問題が生じなかったとしても。明日にも問題が生じないとは限りません。
取引の当事者双方にとって、契約書は無いよりもあったほうが良いことは間違いないのです。
つづく
札幌の税理士 西村俊二

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