
今年もお正月休みを利用して、東京を中心に小規模経営者や不動産業界の動き等について友人・知人と情報交換を行ってきました。
その結果は、人手不足が「大きな悩み」を通り越して、死活問題となっていることが再確認させられました。
例えば、昨年暮れに新規開店した海鮮を中心とした飲食店では、小学低学年の男の子(孫)が
「はい、いらっしゃいませ!!ご注文は何ですか?」
と接客をし、隣でおばあちゃん(祖母)が、忙しそうにテーブルを拭いているのです。
調理場では、お父さんとお母さんが注文された料理を手早く作り、
「◯◯君、一丁上がり」
と声をかけているのです。
私がお父さんに
「小学生のお子様ですね」と尋ねると。
「はいそうです。本当に助かります。時給1,500円の価値があります。」
と答えてくれました。
隣のお母さんからは、
「そこに居るのは私の祖母です。無理して頼んでいるのです。ありがたい事です」
と笑顔で話してくれました。
微笑ましい中にも「人手不足」という深刻な問題が小規模経営者の行く末に大きな影を落としていることが痛感されました。
つづく
札幌の税理士 西村俊二
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